「オンライン俳句図書館」は、俳句の図書を専門に扱う、インターネット上の図書館です。
自費出版の句集を中心に、貴重な俳句の本を無料で公開しています。
図書に永遠の命を与えること、
それが電子化の役割です。
世界中、どこに居ても読むことができる図書館。
求めていた一冊は、ここにあります。
珈音は吟行に役立つ俳句検索用サイトです。季語だけでなく、地名・場所・行事等から検索できます。
【オンライン俳句図書館 オリジナル歳時記】

図書館マップ 【クリックしてください】
①俳句の本
●逸蒐巻 いつしゅうかん 句集・自註句集
●連綿巻 れんめんかん 句会報など グループで定期的にまとめられている句集
●記念巻 きねんかん 合同句集 結社や句会で記念にまとめられる句集
●結社俳誌 けっしゃはいし 結社の俳句誌
②評論・エッセイの本
●評論・エッセイ
③新着
●特別公開作品(4月4日更新)
●5月の公開
●4月の公開
●3月の公開
掲載図書、募集中!
→詳しくはこちら
特別公開作品 (3月23日公開)
「万象」五周年記念 合同句集
同人143名 会員510名 7960句所収 貴重な一冊です!
-
万象 合同句集
創刊五周年記念
万象発行所 2006年(平成18)
主宰 滝沢伊代次
「万象」は、感性を磨き、技巧を高め、個性豊かな作品を通して、森羅万象における対象の実態、実相を写し、いのちの輝きを求める「即物写実」の句に徹するように心がけている。作句は、すべて感動に発し、ものを捉えて、余白、余情を尊ぶ作風を確立したい。
(滝沢伊代次)
5月1日 公開しました【表紙をクリックしてください】
-
綾子の手 沢木欣一
平成12年(2000)
角川書店(第十二句集)
「風」主宰
「綾子の手」という題名は小生の考えたものではなく、「俳句」の編集に当っていた海野謙四郎氏より題を出され、三回連載で六十句作れということであった。当時、綾子は埼玉県の病院に入院して重態、私と息子が詰めていた。
この句集は綾子追悼のものとなった。毎朝、遺影に水を供えているが、まだ故人となった実感が湧かない。わが家の庭では今、薔薇の花盛りである。三十年ほど前に、西東三鬼さんが訪れ、この薔薇の花に鼻を寄せて香をかがれたことを憶い出す。三鬼さんは綾子俳句の愛読者であった。 (沢木欣一) -
眼前 沢木欣一
平成6年(1994)
角川書店(第九句集)
「風」主宰
稿了る辛夷の白のとびとびに
私の俳句は平凡な日常茶飯の作、軽みには遠いが、眼前の千変万化する現象のほんの一微よりリアルな生命感をとらえようと努めて来た。眼前の微に私の「俳」の風景を探ろうというわけである。そしていささかの幻影が生れておれば幸いである。集中には夢の句が多い。即物具象――今の時代の写生に心をくだいているのだが……。
(沢木欣一) -
秋桜 山口千代子
平成6年(1994)
そうぶん社 結社「風」
コスモスにのみ微かなる風のあり
「お俳句」という言葉がある。俳句の勉強を、お茶、お花、といったおけいこごとと同一視し、いささかからかいの意味を含めて言うのである。「お俳句」だからいけないという理屈も無いが、千代子さんやその仲間の学んでいるのは、おけいこごとを突き破った文芸である。日本の自然や季節と語り合う詩である。
(広瀬一朗) -
飛天 木暮剛平
平成8年(1996)
角川書店 結社「風」
笛吹いて涼し壁画の飛天仏
木暮さんの俳句実作は五十歳を過ぎてからで、電通の役員で激務のなか俳句に志したわけであるが、爾来二十年余、謙虚に誠実に作句を続けて来られた。その成果がこの句集にまとめられることに一入の感慨を覚え、お喜びを申したい。
古稀を過ぎて、男性的な剛(つよ)さとしなやかさ・やさしさ、そして初心のういういしさ、若さを示す句業がまとめられたことを心からお祝いし、益々の御健吟・御活躍を祈りたい。(沢木欣一) -
北陸中央病院 風句会々報 5
昭和53年(1980) 2月
指導 泊 康夫「風」同人
【連綿巻 掲載】 -
北陸中央病院 風句会々報 6
昭和53年(1980) 3月
指導 泊 康夫「風」同人
【連綿巻 掲載】 -
北陸中央病院 風句会々報 7
昭和53年(1980) 4月
指導 泊 康夫「風」同人
【連綿巻 掲載】 -
北陸中央病院 風句会々報 8
昭和53年(1980) 5月
指導 泊 康夫「風」同人
【連綿巻 掲載】
4月4日 公開しました【表紙をクリックしてください】
-
遍歴 沢木欣一
昭和58年(1983)
立風書房(第七句集)
「風」主宰
昭和四十七年夏、思いがけない持病にとりつかれ、それ以後薬餌を座右に置く身となった。爾来生命の危機感を覚え、消極的になりやすい心身を自ら鞭打って努めて来たつもりである。未知の新しいものに触れたいと寸暇を惜んで時空を彷徨し、漂っているような気持である。
(沢木欣一) -
往還 沢木欣一
昭和61年(1986)
角川書店(第八句集)
「風」主宰
自然と人間とを往還して「俳」を見出したいとの作者の祈念が、ようやく実を結ぼうとする端緒が見えて来て、この集の句々に、ほの明りと生彩とを添えている。
山本健吉 -
交響 沢木欣一
平成11年(1999)
角川書店(第十一句集)
「風」主宰
私は俳句において場・現場を重んじる。本句集の場ははからずも能登と沖縄と奈良・大和とである。指向が集約的に表れたと言ってよい。七十代前半にそうなったことにいさゝか満足している。弱い神経の持主で、絶えず揺れ動いて危機感を覚えているが、今すこし生を貪りたいものである。
(沢木欣一) -
北陸中央病院 風句会々報 3
昭和53年(1978)12月
指導 泊 康夫「風」同人
【連綿巻 掲載】 -
北陸中央病院 風句会々報 4
昭和53年(1980) 1月
指導 泊 康夫「風」同人
【連綿巻 掲載】