「オンライン俳句図書館」は、俳句の図書を専門に扱う、インターネット上の図書館です。
自費出版の句集を中心に、貴重な俳句の本を公開しています。
図書を電子化し、インターネットで公開すると絶版がなくなり、世界のどこにいても、いつでもその本を読むことができるようになります。
これからの時代に求められる、「オンライン俳句図書館」を開設いたしました。
皆様のご利用をお待ちしています。
「オンライン俳句図書館」
令和3年1月公開!
スマートフォンでもお読みいただけます。きれいな画面、便利さを、是非、お試しください。
また、本のリクエストを承っております。mail:info@haiku-sen.com までご連絡ください。
次回入荷予定
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細見綾子集
昭和62年(1987)5刷
(初版 昭和51年)
自註現代俳句シリーズ1期①
社団法人 俳人協会 -
舞楽 河野照子
平成12年(2000)
角川書店
題簽 沢木欣一
陵王の舞楽に石蓴(あおさ)匂ひ立つ -
叙唱 越桐三枝子
平成13年(2001)
本阿弥書店
〈叙唱=レシタティーブ〉歌劇や宗教曲などで、叙述や会話的部分に用いられる朗読調の歌唱
夏蓬なぎ倒されて匂ふなり -
うまごやし 水野征男
平成14年(2002)
東京四季出版
題簽[箱]小宅容義 [扉]稲葉光堂
広島やいま咲きみちてうまごやし -
御射山 久保方子
平成16年(2004)
東京四季出版
装画:久保益雄
花びらの卍にほぐれ幣辛夷 -
藍 関多美
平成17年(2005)
幹書房
装画:北村公一
古毛布巻きたる甕に藍ねむる -
瑠璃涼し 小谷廣子
平成21年(2009)
文學の森
装画:吉田真澄
全開の孔雀の羽の瑠璃涼し -
真間 田上さき子
平成6年(2004)
本阿弥書店
毛糸編む暮れの電車に立ちしまま -
鷺舞 田上さき子
平成20年(2008)
文學の森
鷺舞の羽広げ合ひ重ね合ふ -
新樹光 藤戸紘子
令和2年(2020)
文學の森
尾羽引き孔雀の歩む新樹光
これまでの入荷句集
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天然の風 細見綾子
1992年(平成4)
角川書店
天然の風吹きゐたりかきつばた -
瀧澤伊代次集
1980年(昭和55)
自註現代俳句シリーズ Ⅲ期 20
社団法人 俳人協会 -
中山純子集
1979年(昭和54)
自註現代俳句シリーズ Ⅱ期 27
社団法人 俳人協会 -
飛花 林 徹
2000年(平成12)
角川書店
第40回俳人協会賞受賞
藁塚の陰より田鶴の歩み出づ -
逃げ水 柏禎
2008年(平成10)
霞中洞
逃げ水や蓬髪破綻身に許し -
楡 望月皓二
1999年(平成11)
角川書店
蟹の子の畳を歩く晩夏かな -
庖丁 山信夫
1999年(平成11)
角川書店
題字:沢木欣一
俎板の鰻なだめる刃先かな -
白山 新田祐久
1982年(昭和57年)
風発行所
越中の空へはね上げ鮎を釣る -
待春 三谷道子
2004年(平成16)
本阿弥書店
待春や小さき聖書厨にも -
麦星 泊康夫
2007年(平成19)
宮越印刷
麦秋の星の明るき夜なりけり -
出船 二宮英子
2005年(平成17)
文學の森
装画:吉目木美樹子
波止場まで伸びる線路や文字摺草 -
芽生え 太平栄子
2008年(平成20)
文學の森
蝉の殻馬の蹄へ吹かれくる -
紙雛 鈴木厚子
2009年(平成21)
角川SSコミュニケーションズ
紙雛裁ち目鋭く立ちにけり -
牡丹の芽 内藤英子
2009年(平成21)
幹書房
牡丹の芽吉祥天へほぐれ初め -
薔薇 佐藤尚夫
2011年(平成23)
文學の森
第5回文學の森賞受賞
老薔薇の秋芽を二つ出しにけり -
初枇杷 林 晴美
2012年(平成24)
角川書店
初枇杷を食めば大きな艶の種 -
紅 天野桃花
2013年(平成25)
角川書店
装画・題字 天野桃花
口紅を繰出しをれば初燕 -
紙風船 依田久代
2014年(平成26)
信毎書籍出版センター
鳥の巣のここにも一つ冬木立 -
白桃 山田初枝
2015年(平成27)
文學の森
足早に毛虫の歩く残暑かな -
初穂 寺田記代
2017年(平成29)
文學の森
開け放ち仕事始の米搗けり -
木の芽風 田中忠夫
2014年(平成26)
文學の森
たらちねの荼毘の煙や木の芽風 -
ちんぐるま 栗原愛子
2016年(平成28)
文學の森
月山の径の二筋ちんぐるま -
良夜 篠崎玉枝
2015年(平成27)
板橋区俳句連盟
夫とゐて遠流の島の良夜かな -
白山茶花 青木和枝
2015年(平成27)
文學の森
ぬかるみに貝殻敷かれ能登時雨 -
初仕事 小室登美子
2017年(平成29)
文學の森
注射器の触れ合ふ音や初仕事 -
雉十日会合同句集
2017年(平成29)
喜怒哀楽書房 -
仏仏 宮田三郎
(ぶつぶつ)
1986年(昭和62)
東京版画研究所
手摺木版画付
沈丁の香りに会ひて物忘る